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「とりあえず顧問社労士」は間違い。会社の課題を解決する得意分野の選び方

労務顧問
松林 大樹コステム社会保険労務士事務所 代表

石川県金沢市のコステム社会保険労務士事務所の代表を務める。厚生労働省や都道府県等のホワイト企業認定マーク取得、㈱ワーク・ライフバランス認定「働き方見直しコンサルティング」、クラウド勤怠管理システム導入など採用力・定着力向上のための働きやすい職場環境づくりを支援している。講演実績としてアサヒビール(株)、コクヨ(株)、(株)デンソーセールス、農林水産省など。 プロフィールはこちら https://www.costem-sr.jp/about/profile

「そろそろウチも社労士を…」と考え、インターネットで探した事務所になんとなく連絡しようとしていませんか?実は、その「とりあえず」の顧問契約が、もらえるはずの助成金を逃したり、労務トラブルを招いたりする落とし穴になることがあります。この記事では、忙しい社長が自社の課題をピンポイントで解決できる、最適な社労士を見つけるための「得意分野」の選び方を、具体的な手順と共にご紹介します。

なぜ「とりあえずの顧問契約」が失敗するのか?多くの経営者が陥る3つの罠

「誰に頼んでも同じだろう」という思い込みが、会社の成長を妨げる一番の原因です。まずは、よくある失敗談から見ていきましょう。

罠1:就業規則の放置:気づかぬうちに法律違反のリスクを抱える

「就業規則はあります」と答える社長でも、中身が10年前のままでは、現在の法律(働き方改革関連法など)に違反している可能性があります。一般的な手続きしか行わない社労士だと、この「静かな時限爆弾」に気づけず、ある日突然、従業員とのトラブルに発展するケースがあります。

罠2:採用と定着の相談ができない:「それは専門外です」で会話が終了

「若手がすぐ辞めてしまう…」という悩みを相談しても、「採用は人事コンサルの領域ですね」と一言で終わってしまう。会社の成長に不可欠な「人」に関する悩みに寄り添えないのも、得意分野がミスマッチな社労士を選んでしまったときの特徴です。

 罠3:助成金のもらい損ね:「申請は面倒」で話が終わってしまう

顧問社労士に助成金の相談をしたら、「書類が多くて大変ですよ」「要件が厳しいですね」といった消極的な返答で、結局申請を諦めてしまった…。これは、助成金申請を得意としない社労士に相談した際によくある失敗です。本来100万円以上もらえたはずのお金を逃しているかもしれません。

【得意分野一覧】会社の課題別に解説!社労士の専門分野と業務内容

ここで、読者が最も知りたい「社労士の得意分野」を一覧でご紹介します。自社の課題と照らし合わせて、どの専門家が必要かご確認ください。

① ルールと安心の問題(労務リスク・トラブル防止)に関する得意分野

  • 就業規則の作成・見直し: 最新の法改正に対応し、会社の実情に合った就業規則を作成・改定することで、労務トラブルを未然に防ぎます。
  • ハラスメント対策: 防止規程の作成、研修の実施、相談窓口の設置など、パワハラ防止法に対応した体制づくりを支援します。
  • 従業員外部相談窓口: 社内では相談しにくい内容について、第三者として従業員からの相談を受け付け、問題の早期発見と解決を促します。
  • 労務監査: 人間ドックのように、会社の労務管理体制に法的な問題がないかをチェックし、潜在的なリスクを洗い出します。
  • 個別労働紛争の対応: 従業員との万一のトラブルの際に、解決に向けた交渉や手続きをサポートします。(※特に「特定社労士」が得意とする分野)

② 人と組織の問題(人材定着・組織活性化)に関する得意分野

  • 賃金・退職金制度の設計: 会社の経営状況と従業員の貢献度を反映した、公平で分かりやすい給与テーブルや退職金制度を構築します。
  • 研修・セミナーの実施: 管理職向けの労務管理研修や、従業員向けのハラスメント研修などを通じて、組織全体の意識改革を支援します。

③ お金と効率化の問題(コスト削減・生産性向上)に関する得意分野

  • 手続き・給与計算のDX化支援: クラウド勤怠システムや給与ソフトの導入を支援し、バックオフィス業務を劇的に効率化します。
  • 助成金申請: 国や自治体の制度を熟知し、受給可能性の診断から複雑な書類作成、申請代行まで行います。
  • 給与計算・社会保険料の最適化: 毎月の給与計算を正確に行うだけでなく、社会保険料の適正化を提案し、会社のキャッシュフロー改善に貢献します。

実践!自社に最適なパートナー社労士を見つけるための具体的な3ステップ

では、どうすれば自社に合った社労士を見つけられるのでしょうか。この3ステップで確認すれば、まず失敗しません。

ステップ1:ホームページで「実績」と「解決事例」を確認する

「労務リスクに強い」と書いてあっても、「具体的にどのような業種の就業規則を作成したか」や「クラウド勤怠の導入でどれくらい業務が効率化したか」といった具体的な事例を探しましょう。「お客様の声」に自社と似た規模や業種の会社があれば、有力な候補です。

ステップ2:初回相談で聞くべき「魔法の質問」リスト

相談時には、この質問を投げかけてみてください。相手の得意分野と姿勢がよくわかります。

  • 「最近、法改正が多いと聞きますが、今すぐ当社で対応すべき労務リスクは何だと思いますか?」
  • 「最近の法改正で、当社の就業規則で一番リスクになりそうな点はどこだと思いますか?」
  • 「若手の離職率に悩んでいるのですが、先生ならどこから着手しますか?」

ステップ3:相性を見極める「レスポンス速度」と「専門用語の使い方」

質問への返信は早いか?専門用語を多用せず、こちらの立場に立って分かりやすく説明してくれるか?長く付き合うパートナーとして、信頼できる相手かしっかり見極めましょう。

まとめ:会社の未来は「どの社労士を選ぶか」で大きく変わる

「とりあえず」で選んだ顧問社労士は、会社の成長にとって「コスト」になるかもしれません。しかし、自社の課題と得意分野が一致した社労士は、未来を切り拓くための強力な「投資」となります。

ぜひ、この記事を参考に、御社にとって最高のパートナーを見つけてください。もし「とりあえずの顧問」ではなく、労務リスクの防止や業務効率化を通じて「社員が安心して長く働ける会社」を一緒に目指すパートナーをお探しでしたら、一度私たちにご相談ください。御社の状況に合わせた最適なご提案をいたします。https://www.costem-sr.jp/trial

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